券売機VT-G20Mのメリットとデメリット
グローリー製の大型券売機、VT-G20Mについて解説します。
結論を先にいうと、
- メリットは『高額紙幣(1万円・5千円)に対応できる』
- デメリットは大型で重量があること
この2点になります。
全ての紙幣に対応できるので両替の手間がなく、金銭管理は券売機任せで良いのですが、本体だけでも145kgあります。
転倒防止板を付けるとさらに質量が増し、男性でも動かすのに一苦労します。
こんかいは、導入の前にVT-G20を導入するメリット・デメリットを詳しく解説します。
Contents
VT-G20Mのメリット
①高額紙幣が使える自動食券機
1万円・5千円の受入れができるので、両替する手間がありません。
客単価が高いお店では、両替をお願いされることも多かったのでは?
飲食店では、調理中に両替の手間が省けることは大きな利点ですね!
金種ごとに入金可・不可を選ぶことができます。
だいぶ前になりますが、偽造500円が問題になりました。
500円硬貨を受入れ不可に設定すれば、確実に防止できます。
最大入金額(99,990円まで)も任意で変更できます。
もしも偽札が出回ったら?金額を低く設定しておけば、被害は最小限ですみます。
②大型券売機なのにサイズはコンパクト!?
質量はビッグですが、サイズはそれほどでもありません。
SIZE:W600×D300×H1,600mm(突起物除く)
奥行きがコンパクトなので、圧迫感がありません。
転倒防止板を付けても床にぴったりフィットするので、足下が邪魔になることはありません。
③高性能な券売機
肝心な機能と性能について~最大手グローリー製だけあって完璧です。
標準装備は、必要な機能だけにして価格を抑える。
拘りのあるお客様は、有料オプション品を購入していただく。
そんな販売方式なのだと思います。
飲食店で要望の多い『キッチンプリンター』はオプションの一つ、
『キャッシュレス/カード端末』も同様です。
有料オプションを購入し保守契約を結ぶ。でないとこの機能は使えません。
このことから、レンタル品には装備されていません。
※キャッシュレス決済はメーカーから新品購入することになります。
今では当たり前となったWロール紙、2巻がセットできます。
『オートチェンジ機能』A巻がなくなると、B巻へ自動で切り替わります。
『オートセレクト機能』用途に合わせて使い分けをします。
半券もぎり(ミシン目あり):A巻をチケット用、B巻は集計ジャーナル用にする。
カラー別:男性はブルー、女性をピンクにする。
セレクト機能は、メニューごとの設定が必要です。
④メニューボタンの数が多い
最大72口座(標準サイズ)
これだけあれば、すべてのメニューが登録できると思います。
追加でタッチパネル部にも8項目が登録できます。
これは補助的な役割として使います。
ボタンのサイズも豊富です。ただし、大きいボタンになるほど口座数は減ります。
詳しくはメニューボタンの使い方をご参照ください。
⑤操作性・使いやすさを重視
初めて来店されたお客様でも『操作しやすい・迷わず買える』券売機です。
本体中央にタッチパネル・紙幣投入口・つり銭返却口・チケット取出口が集中レイアウトされています。
高さもちょうど良く(私は155cm)わかりやすいベストな配置です。
液晶タッチパネル部はやや小さめですが、
過度な表示がなくシンプルで見やすい、使いやすくなっています。
購入側というより、管理者(店側)が扱いやすいよう設計されているようです。
このタッチパネル画面にも、8項目を追加登録できます。
- まとめ買い(1枚~20枚)
- 回数券
- 両替(誰でも両替できるのが難点)
- おつり(別箇所に返却レバーあり)
- 領収書
- メニュー(押しボタンと重複してもOK)
とは言え、この機種のメインは押しボタンです。無理に登録する必要はありません。
なぜなら『両替』ボタンは、誰でも両替できてしまうから。
必要な項目だけを選び、補助として使うことをオススメします。
液晶タッチパネルは、操作方法をナビゲートしてくれる
VT-G20の液晶パネルは、エラーが起こったときの操作方法などをナビゲートしてくれます。
つまり、取り扱い説明書を見なくても画面を見れば一発で分かると言うことです。
営業中にエラー番号を確認して、取り扱い説明書をみながら四苦八苦する・・・
けっこう煩わしいと思います。
液晶画面を確認すると、何処でトラブルがおこってるのか?
券売機がどんな状況なのかが一目でわかるので非常に便利です。
もちろん、エラーの解除方法や処理方法も的確にアドバイスしてくれます。
⑥大型券売機ならではのストック量
サイズはコンパクトでも収納力はバツグンです。
10,000円 | 300枚 |
5,000円 | 300枚 |
2,000円 | 100枚 |
1,000円 | 800枚 |
500円 | 350枚 |
100円 | 1,000枚 |
50円 | 600枚 |
10円 | 1,000枚 |
100円と10円は、各1,000枚の超大容量!!
理由はよく使う金種であること、
五百円と五十円を切らした時に、代用ができるからです。
受け入れたお金はつり銭にもなるリサイクル循環です。
では、つり銭が足りなくなったら?
ウォーニング(W)補充サインでお知らせしてくれます。
つり銭は、最後の1枚まで払出しすることはできません。
紙幣も硬貨も同じです。
エラーやウォーニングを解除しないと券売機は動きません!
⑦メニュー名・金額の変更
グローリー券職人シリーズは、登録が難しいとのお声があります。
VT-S・VT-Bシリーズはタッチパネルなし、これが原因かもしれません。
説明書のJISコード表を見ながら、一文字ごと打ち込みするので時間が掛かります。
VT-G20Mなら液晶タッチパネルあり、画面に券イメージが表示されます。
文字入力もカンタン、見ながら修正できるので操作しやすい機種といえます。
⑧つり銭補充は自動がオススメ!
いつもと同額の釣り銭を元詰したが、今日は来店客が多くつり銭が足りないかも?
そんなときは、自動補充が便利です!
手動補充もできますが、紙幣部や硬貨部を引き出す手間+金種ごとの入金額の手打ちが必要になります。
しかもこの打ち込みを忘れてしまうと、日計数字に誤差がでます。
自動補充であれば投入がラク!金種ごとの自動カウント!良いことずくめです。
入出金の管理をされない場合は、そこまで気にする必要はありません。
VT-G20Mのデメリット
❶大型券売機はとにかく重い
店内レイアウトの変更に伴い券売機を移動したい、でもピクリとも動かない……。
それもそのはず、本体のみ145kg!レンタルは転倒防止板つきなので、さらに質量が増します。
では、なぜ転倒防止板をつけるのか?券売機が倒れるのを防ぐためです。
扉を開けたままにしたり、金庫部を引き出すと重心が手前にかかり倒れます。
転倒防止板を取付けていれば、倒れることはまずありません。
壁固定や床アンカー打ちする際は不要ですが、作業費用が別途必要です。
お店に導入するときの注意点
大型で重量があるので、設置場所までの通路幅を事前に調べておく必要があります。
通路に対して横幅は10cm以上を確保してください。
搬入の際は、通路ないに障害物を置かないようにすることも忘れないようにすることです。
また、設置するときにコンセントを差し込むので、壁から10cm離すことをおすすめします。
券売機の電源コードは、アース付きの三線となってるのでお店の電源が二股対応の場合は変換アダプターを付けることになります。
アダプターをジョイントすると10cmの間隔が必要になるので、電源の確認をしてください。
※サイズは、別途レンタルのページに記載してます。
❷高額紙幣対応の券売機は値段が高い
万札対応+高性能となれば、中古品でもそれなりの販売額です。
レンタルも同じこと、ほか機種と違い月額45,000円~となります。
まとめ
券売機を導入するメリットはたくさんありますが、すこし難点もあります。
重量があり、大型のタイプなのでそれなりの場所を確保することが必要です。
導入する前に、いま一度お店をチェックしてください。
料金や仕様などは、レンタル券売機|VT-G20Mをご覧ください。
ご不明な点は、どんなことでも気軽に問合せください!
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