券売機VT-S20とVT-B20の新紙幣対応ビルバリ交換手順
はじめに
2024年に導入される新札に対応するため、グローリー製の券売機(VT-B20とVT-S20)を新紙幣対応ビルバリに交換する必要があります。
この記事では、その交換方法をわかりやすく解説します。
Contents
VT-B20とVT-S20とは?
VT-B20は、グローリーから販売されてる大型の券売機です。
写真1の機種になります。
旧型と新型がありますが2024年の新札に対応してビルバリは、どちらも取付けが可能です。
旧型は、若干デザインが違います。
扉を開けると、中身はほとんど一緒です。
次に小型卓上タイプの VT-S20は写真3になります。
架台があるタイプと架台無しのタイプがありますが、本体は同一機種です。
こちらも、旧型と新型のタイプがあり、VT-S20が新型・VT-S10が旧型となります。
外見のデザインは新旧ほとんど一緒で、使われてるビルバリが違う場合がありますが新札対応のビルバリに交換することができます。
この4機種は、使用してるビルバリが全て共通です。
ここから、交換方法について解説します。
交換方法
ステップ1: 旧型ビルバリの取り外し
まず、券売機から旧型のビルバリを慎重に取り外します。電源が切れていることを確認してください。
指先に見える白いネジを回します。
ネジは、取外しができません。
ある程度緩んだら、ビルバリを取り外すことができます。
ビルバリを手前に引き抜いてください。
ここで、注意が必要です。
ビルバリを並行に抜こうとすると、フックに引っかかって抜けなくなるので少し手前側を持ち上げます。
持ち上げた状態で斜め上にビルバリを持ち上げてください。
これで、ビルバリの取外しは終了です。
次に土台の金具を取り外します。
ステップ2: 土台金具の取り外し
次に、ビルバリが固定されている土台金具を取り外します。
当社から、送られてくる新紙幣対応のビルバリには土台が付いてないので、これを移植します。
土台は、写真5に掲載してるシルバーの金具です。
ステップ3: ビスの取り外し
土台金具を固定している4か所のビスを取り外します。
ビスは紛失しないように保管してください。
取外しには手締めのドライバーを使ってください。
電動工具(インパクトドライバー)などは、ビルバリが破損する場合があります。
ビスが四隅についてのが確認できると思います。
このビスを手締式のドライバーで取外し、2024年新札対応のビルバリに取り付けます。
取り外しのときは、どこから外しても構いません。
ただし、取り付けのときは、順番があるので後ほど説明します。
新札対応のビルバリを袋から取り出し、旧ビルバリから取り外した土台を取り付けてください。
向きがあるので、間違わないようにしてくださいね。
ステップ4: 新型ビルバリへの土台金具の取り付け
取り外した土台金具を新型のビルバリに取り付けます。
ビス穴が、4カ所ありますが前と後ろでは穴の大きさが違うので穴が小さい方からビスを締めてください。
順番を間違うとビスの位置がズレてビスが閉まらなくなります。
ビスをしっかりと締めることが重要です。
ステップ5: 新型ビルバリの取り付け
最後に、新型のビルバリを券売機に取り付けます。
正確な位置にセットすることが重要です。
概ね逆順で取付けができますが、少しコツがあります。
識別機を水平にセットすると、奥までスライドすることができないので、写真9のように少し手前側を上に持ち上げて差し込んでください。
こうすることで、識別機が奥まで押し込むことができます。
もし、文章でわかりにくい場合は、次の章で動画を掲載しています。
いままでの内容をすべて動画にまとめてるので、どうしてもわからない方は動画を参考にしてください。
動画での解説
文章だけでは理解しにくい方のために、交換方法を動画で詳しく説明しています。
以下のリンクから動画をご覧ください。
新札対応のビルバリと現行のビルバリの違いは?
中古で券売機を購入したり、知り合いから券売機を譲ってもらったという方もいると思います。
これから、使う券売機が
- 新札に対応してるのか?
- ビルバリの交換が済んだ券売機なのか?
判断できない場合もあります。
メーカーさんから購入した方は、新札の対応が済んでると筐体に新札対応済と書いてある赤のシールが貼り付けてあります。
また、中古品の場合はシールが貼ってなくても新札に対応してる場合があるので少しややこしいかもしれません。
そんなときは、ビルバリを確認してください。
左側側面に2024年新札対応と書いてある黄色いシールが貼ってあります。
貼ってない場合は、交換が必要です。
注意点
- ビスを締める際は、インパクトドライバーなどの電動工具を使用せず、手締めのドライバーを使ってください。
- 新型ビルバリの取り付けには特別なコツが必要です。詳細は動画で説明します。
- オークションなどで販売されてるビルバリは、似たような形をしてるが型番が違う場合がある
- メーカー・専門業者で購入しないと、保証がない場合がある
まとめ
こんかいは、ビルバリの交換方法について解説しました。
つい先日、新札が発行される日時がニュースで発表されてます。
引用:NHK首都圏ナビ
「近代日本経済の父」と呼ばれる実業家、渋沢栄一をデザインした一万円札。
日本で最初の女子留学生としてアメリカで学んだ津田梅子をデザインした五千円札。
破傷風の治療法を開発した細菌学者の北里柴三郎をデザインした千円札。財務省と日銀は、3種類の新たな紙幣の発行を来年の7月3日から始めると発表しました。
新紙幣にデザインされた3人の功績についてもまとめています。
お札の流通は、硬貨よりも速く1月もすれば大量に出回るのではないかとと思います。
現在、ビルバリの入荷が困難で私達専門の業者でも3か月から半年の入荷待ちとなってます。
6月くらいになると、在庫がなく値段が吊り上がるなんてこともあるかもしれないので早めの準備をしといてください。
※アトラスは、現在の値段から変更することはありません。
また、2024年のビルバリに交換しても、新札と旧札の両方が使えるので安心してください。
販売は、当社の券売機販売ページにて受け付けています。
また、お電話でも受け付けてるのでお気軽に!
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