グローリー両替機修理ERD-20Qの「304エラー」
ERD-20Qの304エラー M2モーター異常についてです
こんにちはアトラスです。
こんかいは、グローリー製の両替機ERD20Qで多い「304エラー」について解説します。
グローリーの両替機でお問合せが多い案件です。
故障の際は、ご相談ください。
荷物の到着から2日以内で修理いたします。
※ほとんど1日で修理完了しますが、繁忙期は2日ほどお日にちをくださいね!
エラー内容はM2モーター異常・・・
つまり、エンコーダーの不具合が原因で起きることがほとんどです。
「エンコーダーってなに?」って方にご説明すると・・・・
下の図のような部品です。
エンコーダーとは?
エンコーダは電子部品に分類され、機械的な移動量・方向や角度をセンサーで検出し、情報を電気信号として出力する装置です。
センサーの検出方式は磁気式や光学式などがあり、光学式は光センサーで光のON/OFFを検知します。
エンコーダは2種類あります。直線軸の移動量を検出するリニアエンコーダ、回転の移動量や角度を検出するロータリーエンコーダです。
ロータリータイプは一般的にモーターと組合わせ、モーターの回転方向や位置、回転数を制御します。
ERD-20Qのエンコーダー
エンコーダーの異常はわかりましたが、どこで使われてるんでしょうか?
ERD20Qの両替機では写真の部分で使われてます。(赤丸の部分)
実際に、入金部のカバーを取り外してみます。
略図の箇所をみると確かにあります。
故障の原因は、この部分です。
モーターが動かなくなったと判断されてるのが原因です。
ほとんどは、赤外線を出す側と受けの部分を掃除すると解決します。
ごく稀に固定ネジが脱落してカラ回りしていることもあります。
エアーダスタ―などで埃を取り除いてください。
改善されない場合は綿棒でセンサー部分を拭くことをおすすめします。
ただし、埃を除去しても改善できない場合があります。
ここからは、専門の知識が必要なので当社にご相談ください。
電圧の供給不足によって、不具合が生じてる場合があるのでユニットごと送っていただければ修理します。
ERD-20Qの出金部の取り外し方
304エラーが、どうしても改善できなかったら当社に出金部を取り外して送ってください。
払出ユニットの外し方です。
出金ユニットは、下の写真の部分だけで結構です。
間違っても、下の写真の状態で送ってこないでくださいね!(苦笑)
取り外しも大変だと思います。
この状態で、送ってくるお客様が大変多いんです。
どうしても取り外し方がわからなかったらお電話ください。
修理の依頼があった時点でメールに下の動画を貼り付けて取外し方法を添付します。
念のため、再度動画をアップいたします。
画像でも解説します。
ホント簡単に取れます。
ほかにも、ベルト交換などを当社でいたします。
こんな酷い状態になる前に、両替機は動かなくなるのでゴムが伸びきったり、お札に黒いスジが付いたりしたら、お早めに相談してください。
ここまでひどい状態は滅多にありませんが・・・これは酷い・・・原型を留めていませんよね!?
こんな状態でも消耗部品を交換すれば、ほとんどのエラーは改善できます。
因みに、正常なベルトと札落としゴムは、こんな状態になってます。
お札を送るベルトは下の写真です。
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